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これだけは知っておきたい相続・遺言の解説(3) [相続・遺言]

遺産相続に関するQ&A


「遺産」「相続」TVではよく耳にする言葉です。

しかし実際に自分の身に起こるとなると、遺産や相続が一体どのようなものなのか、
よく解らない方も多いのではないでしょうか。


まずは法律用語などを解りやすく解説しながら、
遺産、相続の基礎知識及びトラブル解決法のアドバイスを行いたいと思います。
中には非常に専門的な知識も出てきますので、
少しずつ学びながら理解していきましょう。



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相続・遺言に関するQ&A


『遺言』という言葉は縁起の悪いものとして捉えられがちですが、
決してそんな事はありません。



現代では若いうちから自分の身にもしものことがあった時の行動を、
家族や周りの人間に教えるために遺言という形で意思を残している方はたくさんいます。
みなさん後ろ向きな気持ちではなくて、逆に前向きな形でこれを捉えているのです。



それはあなたの大切な家族を守るもの。
遺言の大切さを知ってくださると嬉しい限りです。



また、遺言書の方式や効力もご紹介しています。
せっかく残した遺言も、形式などの問題から効力を失ってしまうことがあるのです。



あなたも是非、家族や周りの人間のために遺言書を作成しておきましょう!



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◆遺産相続に関するよくあるQ&A



相続の問題は多種多様で、家庭の環境や状況によって異なります。



その中でもよく起こりうるケース、よくいただくご質問をご紹介いたします。



ここでご紹介できるのはごく一部の症例です。
ご事情に沿った詳しい解決方法は一人一人異なりますので、
是非専門家にご相談されることをお勧めいたします。



現在既に遺産相続のことでお困りの方、
すぐに詳しい解決方法をお求めの方は下記の電話よりお問い合わせください。

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葬式費用

Q1:父が先日他界しました。
葬式の費用は誰の負担になりますか?
父に遺産はほとんどありません。
:亡くなった方の財産で支払いますが、足りない分は遺族の負担となります。

葬式費用は相続税の控除の対象となりますが、誰が負担すべきかという事を定めた法律はありませんし、習慣も様々です。
そのため葬式費用負担者については意見がわかれており、葬儀主宰者が負担すべきという意見もあれば、相続人が負担すべきという意見や、習慣に従うべき、などたくさんの意見があります。
できれば関係者での話し合いで解決するのが望ましいですが、残念ながらトラブルになるケースも少なくありません。

法的には費用を支払った人が、他の人に対し求償したり、遺産分割の際にどのように扱われるのかが問題となります。
まず、財産や香典や葬祭料を葬式費用にあて、それでもなお不足する分については費用負担者を決めなければなりません。

負担の範囲や程度は、習慣、死者の希望や死者との関係など、さまざまな事情を考慮して判断することになるでしょう。
基準としては不明確ともいえますが、一概に誰が支払わなければならないと割り切るよりもトラブルは少ないといえます。

葬式費用の範囲ですが、次のような判例があります。

「葬式費用とは、死者をとむらうのに直接必要な儀式費用をいうものと解するのが相当であるから、これには、棺柩その他葬具・葬式場設営・読経・火葬の費用、人夫の給料、墓地の代価、墓標の費用等が含まれるのみであって、法要等の法事、石碑建立等の費用は、これに含まれない~。~寿司、料理、酒、ジユース、菓子等の各飲食代金及び~四九日法要、納骨代、葬儀後見舞客食費~葬式費用には含まれない。」

この判例を基準に葬式費用を算定していきます。
通夜や告別式の費用、香典返しや埋葬料、などは葬式費用と考えてよいでしょう。
しかし、墓地の代価は葬式費用に含まれないとした判例もあれば、墓石の設置費用を葬式費用に含めた判例もあるため、この辺りの費用は一概にどちらとは言い切れません。

離婚した場合

Q2:私には離婚経験があります。
現在は再婚し、子もおります。
もし私が死んだ場合、別れた配偶者やその子に相続分は発生しますか?

:別れた配偶者に相続分はありませんが、その配偶者との子には相続分があります。



離婚の効果として姻族関係の終了(民法728条1項)があげられます。
さらに姻族関係が終了すると扶養の権利や義務が消滅します。(民法877条)
ですが、たとえ夫婦が離婚しても法律上、親子関係には影響をあたえません。



つまり子の親権者がどちらであろうと、どちらが扶養していようと、両親のどちらかが死亡した場合には子供に相続分が発生することになります。
その相続分は離婚によって影響を与えることはありませんので、あなたが亡くなった場合は2分の1が現在の配偶者、残りの2分の1を2人のお子様で分けることになるでしょう。



現在の配偶者と子に多く残したいのであれば遺言にて相続分の指定を行うといった方法がありますが、遺留分を侵害することはできません。
しかし、もし前の配偶者との子に激しい虐待を受けていた、暴力を受けた、などの特段の事情がある場合は相続欠格、廃除の対象となる可能性があります。



一方、離婚に伴って、元の配偶者には相続権はなくなります。
たとえ子供を扶養していても、元配偶者はその財産を相続することはできません。

保険金の扱い

Q3 :先日妻が亡くなりました。
死んだ妻には前夫がおり、その前夫との間には子供が1人います。
妻の死後、その前夫が現れ死亡保険金の支払いを要求されました。
私は求めに応じなければならないのでしょうか?

:まずは受取人を確認しましょう。
保険金の受取人があなたでしたら、保険金は相続財産に含まれません。
しかし、もし受取人が亡くなった奥様本人であった場合その保険金は相続財産をなります。
前夫には相続分がありませんが、お子様には相続分があります。
あなたと亡くなった奥様との間にお子様がいらっしゃらない場合、前夫とのお子様と2分の1づつ分ける形になります。

また保険金は特別受益にあたるか、という問題があります。
特別受益とは被相続人(死んだ人)が生前に、相続人に対し、物やお金を贈与した場合に、その分を相続財産から差し引く、という制度です。
例えば、2000万円の財産を相続人3人(Aさん,Bさん,Cさんとします)で分けるとしましょう。
この中の一人(Aさんとします)がもし生前に1000万円の現金すでに受け取っていた場合、均等に分けるのはなんだか不公平ですよね。
ですのでその贈与された1000万円を相続財産に加え、分配することとなります。
贈与された金額を加えると計3000万円ですので、相続分は一人1000万円です。
Aさんはすでに1000万円貰っていますので、手元にある残りの2000万円はBさんとCさんが1000万円ずつになる、というわけですね。

この特別受益に、保険金は含まれるのでしょうか。
含まれるのであれば、この保険金も相続財産に加え相続分が決まるということになります。

この点を判例は「原則として特別受益にはあたらない。」としています。(最判平成16年10月29日)

ただし、例外的に特別受益にあたるケースの判例も出ています。
その大きな要素は遺産と保険金のバランスにあります。


特別受益には含まれない、とした場合は遺産が約6963万円だったのに対し保険金は約428万円でした。
一方、特別受益に含まれる、とした場合は遺産が約1億円で保険金も約1億円でした。



つまり、保険金と遺産の割合が不釣合いな場合、例外的に特別受益にあたるということです。



ご質問いただきました様なケースでしたら、受取人の確認と保険金の額をまず確認してみることをおすすめいたします。

生前の契約

Q4:父は死ぬ前に、土地を売る契約を進めていたようです。
父の死後、買主を称する人が現れ、土地の登記と引渡しを要求されました。
私はこの求めに応じなければならないでしょうか?



A:契約が成立しているのであれば、応じなければなりません。



民法896条は「相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。但し、被相続人の一身に専属したものは、この限りでない。」としています。



つまり「契約上の地位」も相続すると考えられます。
お父様は生前行った契約により、買主に対し登記及び土地を引き渡す義務がありました。
その契約を履行しないまま亡くなったのであれば、その義務が相続されますし、反面権利も行使しないまま亡くなった場合はその権利も相続されます。
例えばお父様が逆に買主であった場合、売主に対して引渡しを求めることが可能というわけです。



また、売買契約以外ではどうなるのでしょうか。
贈与契約や賃貸借契約であれば売買契約とほぼ同じで、その権利義務も相続されます。
一方、労務やその人にしかできないこと(例えば似顔絵を書いて貰う)などは債務者の死亡によって終了し、相続の対象とはなりません。



:ご質問の件ですが、以上の理由から契約が成立している場合は求めに応じる必要があるといえます。
相手方との契約が本当に存在するのかを確かめるため、契約書などを確認させて貰いましょう。

外国人の場合

Q5:私の父は外国人なのですが、先日日本で死亡しました。
相続はどのようにして行えばよいのでしょうか?
日本の法律に基づいて手続きしても大丈夫ですか?



A:あなたのお父様の相続については、亡くなったお父様の国の法律により手続きを行う必要があります。
相続人の関係でも、お父様の本国法に従います。



法適用通則36条は「相続は、被相続人の本国法による。」としています。



しかし、同法41条は「当事者の本国法によるべき場合において、その国の法に従えば日本法によるべきときは、日本法による。」ともあります。
これは被相続人の本国法に、その国の法(この場合ですと日本の法律)に従ってくださいというものがあった場合は日本の法律に従って手続きをおこなえるということです。



さらに、42条で「外国法によるべき場合において、その規定の適用が公の秩序又は善良の風俗に反するときは、これを適用しない。」とあります。
発展途上国でまだ法整備が進んでいない国や内容があまりにもひどい場合は、日本の法律を使う、ということですね。



つまり必ずしも被相続人の本国法に従うわけではない、というわけです。



また管轄裁判所ですが、当事者の住所のある国の裁判所が、その相続事件を扱うことやその国の裁判手続法で裁判をすることが国際的に認められています。
したがって、遺産分割については、家庭裁判所で行われることになります。



まずはお父様の本国法を確認してみると良いでしょう。

相続人不在の場合の内縁の妻

Q6:私達は婚姻関係のない事実婚でしたが、先頃内縁の夫が急死しました。
夫には身内が私しかおらず、相続人もおりません。
この場合夫の遺産はどうなりますか?



A:通常、被相続人に相続人が一人もいなかった場合、遺産は国に属します。
しかし民法では、生活を共にしていた内縁の妻、事実上の養子、被相続人の養生看護に尽くした人などは“特別縁故者”として被相続人の財産を受け取ることができる、としています。



特別縁故者に当たるには以下の要件を満たす必要があります。
① 相続人不存在であること。
② 特別縁故者から請求の申し立てをしなければならない。
③ 家庭裁判所が特別縁故者かどうか判断する。



そして特別縁故者が財産を受け取るには、まず債権者や受遺者といった利害関係人などの申し立てにより家庭裁判所が相続財産管理人を選任し、相続人検索を兼ねた2回の公告をします。
相続人が現れなければ、債権者や受遺者への支払いが行われ、3回目の公告でも相続人が現れなければ、相続人の不在が確定します。
特別縁故者は、その後3ヵ月以内に家庭裁判所に申し立てを行い、認められれば財産を受け取る事ができます。



逆にいってしまえば、もし一人でも相続人が名乗り出た場合は特別縁故者に当たらず、遺産を受け取ることはできません。
そのような場合、不当利得返還請求を行い、財産分与を請求するという方法も考えられます。

健康保険証等の取扱い
健康保険証は、被保険者や被扶養者が亡くなったときにはすみやかに返却・変更の手続きをします。
国民健康保険の場合は葬祭費、健康保険の場合は埋葬料が支給されますので手続きを忘れないように! 業務上や通勤災害で亡くなった場合は労災からの支給になります。

  1.国民健康保険被保険者の場合       → 葬祭費の申請をする
  2.健康保険被保険者(本人)の場合      → 埋葬料(埋葬費)の請求をする
  3.健康保険被扶養者(家族)の場合      → 家族埋葬料の請求をする
  4.業務上または通勤災害で亡くなった場合 → 葬祭料の請求をする

 言葉や表現の違いはありますが、「葬儀を行った人(喪主)に支払われるお金」という位置づけになります。
 それぞれの手続き方法を整理してお伝えします。





▼国民健康保険被保険者の場合


自営業者などが加入する国民健康保険からは葬祭費が支給されます。

 国民健康保険(以下「国保」)の被保険者が亡くなった場合には、葬祭費が支給されます。
 支給額は自治体によって異なり、おおよそ1万円~7万円ほどになります。

【申請のしかた】
  ●申請書    「国民健康保険葬祭費支給申請書」(申請先にあります)。
  ●申請人    葬儀を行った人(喪主)
  ●申請先    被保険者の住所がある市区役所・町村役場
  ●必要なもの 国民健康保険証
           死亡診断書
           葬儀費用の領収書
          領収書がない場合は、葬儀社の電話番号、案内状、挨拶状など、喪主が確認できる書類。
           印鑑(喪主)
           口座振替依頼書(喪主名義)
           受取人名義の預金通帳

           ※必要書類は申請先によって異なります。

▼健康保険の埋葬料を申請する(本人の場合)

 健康保険の埋葬料を申請する(本人の場合)
       サラリーマン等が加入している健康保険から支給される埋葬料の額は一律5万円。
       組合によっては附加金として別に支給されることもあります。
 
       被保険者が死亡したときは、その被保険者によって生計を維持していた人に埋葬料が支給され
       ます。
       つまり、会社勤めの夫が死亡したときには奥様に埋葬料が支給されるということです
        (もちろん他にもいろいろなケースがありますが)。

       埋葬料の支給額については以前は被保険者の報酬額によって決められていていましたが、   
        2006年度の医療制度改革によって一律5万円に引き下げられています。
        但し組合によっては埋葬附加金として埋葬料とは別に数万円別途支給されることもあります。

【請求のしかた】
   ●請求用紙   「健康保険埋葬料」請求書(請求先にあります)。
   ●請求人        遺族又は葬儀を行った人。
   ●請求先     被保険者の兼務先を管轄する社会保険事務所または勤務先の健康保険組合。
              (勤務先で手続きをしてくれることもあります)
   ●必要なもの
             健康保険証
             死亡を証明する事業所の書類。
             葬儀費用領収書
             領収書がな場合は、葬儀社の電話番号。案内状、礼状等。
             印鑑

   ●請求期限
             死亡した日から2年。


被保険者(本人)に身寄りがない場合
            身寄りがない被保険者が死亡するケースもあります。
            その場合は実際に葬儀を行った人に埋葬料の範囲内で、
            実際にかかった葬儀費用の実費が支給されます。
            この場合は「埋葬費」といって「埋葬料」とは区別された言葉を使用しています。


健康保険の埋葬料を申請する(家族の場合)

            健康保険の場合、被保険者によって扶養されている家族が亡くなった場合にも、
            家族埋葬料が支給されます。

            被保険者の家族、つまり被扶養者が死亡したときは、被保険者に家族埋葬料が支給され
            ます。
            被扶養者の埋葬料の支給は一律5万円となります。

   【請求のしかた】
     ●請求用紙      「健康保険埋葬料」請求書(請求先にあります)。

     ●請求人        被保険者。

     ●請求先        被保険者の勤務先を管轄する社会保険所又は勤務先の健康保険組合。
                 (勤務先で手続きをしてもらえることもあります)

     ●必要なもの     健康保険証

                  死亡を証明する事業所の書類。

                  葬儀費用領収書

                  領収書がな場合は、葬儀社の電話番号。案内状、礼状等。
                  
                  印鑑

                  ※被保険者が死亡した場合、被扶養者以外の人が請求する場合
                     (生計を同じくしている人)は住民票が必要


    ●請求期限        死亡日から2年

業務上又は通勤災害で亡くなった場合


業務上または通勤災害で死亡した場合に支給されるのは葬祭料となります。

    葬儀を行った人(団体)に支払われます。
    業務上または通勤災害で死亡した場合は、健康保険から埋葬料が支給されるのではなく、
    労災保険から「葬祭料(通勤災害の場合は葬祭給付)」が支給されます。
    葬祭料の支給対象となるのは、必ずしも遺族とは限りません。
    業務の途中で亡くなった場合は社葬として葬儀を行う場合もあるからです。
    その場合の葬祭料は遺族ではなく会社に対して支給されることになります。

     葬祭料は315000円に給付基礎額の30日分を加えた額になります。
     この額が給付基礎日額の60日分に満たない場合は、給付基礎日額の60日分となります。

【請求のしかた】
    ●請求用紙   「葬祭料請求書」または「葬祭料給付請求書」(請求先にあります)。
    ●請求人     葬儀を行った人
    ●請求先     勤務先を所轄する労働基準監督署
    ●必要なもの
              1)死亡診断書(死体検案書)
              2)戸籍謄本(除籍の記載があるもの)
              3)印鑑
    ●期限       葬儀を行ってから2年以内


    労災ではそのほかに遺族補償給付(遺族補償年金、遺族補償一時金など)の制度があります。
   

    該当する場合はすみやかに勤務先に確認しておきましょう。


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