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必ず知っておきたい高齢者向け脱水予防 [介護]

夏の水分補給は大事だと分かってはいても、高齢者は「食べたがらない」「飲みたがらない」「むせてしまう」などで家族も困難を感じています。
水分ばかりが注目されますが、高齢者は食が細った時点で黄信号。
高齢者向け脱水予防のヒントをお届けします。

7月中旬、管理栄養士の米山久美子さんが、東京都港区の小島祥子さん(88)=仮名=宅を訪れました。
小島さんは立ち上がりが困難で、食事や排泄(はいせつ)に介助が要る。
要介護4の1人暮らしを、近隣に住む息子の誠さん(53)=同=と朝夕の訪問ヘルパーが支えていました。

祥子さんはこの日、デイサービスから帰ると、夕食のオムライスを一さじ一さじ、口に運んでいました。
認知症の祥子さんが自分で食べるのは良い兆候。
それを見て、米山さんは聴診器で飲み込みの音を確認。

「食事、進みますね。ごろごろも聞こえないし」と安堵(あんど)した。
日頃の食事内容や量、進み具合を聞き取って摂取カロリーを計算。体重を確認して、誠さんに「カロリーがやや少ないけれど、体重が横ばいだから安心していいと思います」と声を掛けた。

その上で、カロリーアップに朝の水分摂取時、高カロリードリンクを試すよう提案しました。
「暑くなるので、脱水にならないよう早めに対応したい。
可能なら日中、ヘルパーさんに短時間入ってもらって水分補給ができるといいんですが…」

米山さんが祥子さんのケアマネジャーから「食事をしない利用者さんがいる」と相談を受けたのは3年前の夏。
訪問した米山さんは、食事場所を変えて祥子さんの気分を引き立て、少量でカロリーが取れる栄養ゼリーを導入しました。

少し食が進むと、祥子さんの覚醒状態が良くなり、自分で食べるように。
腎臓病や高血圧もあるため、塩分、タンパク質摂取に気をつけつつ、低栄養にならないよう心掛ける。

米山さんは 「訪問すると、実際の食事や味を見て具体的なアドバイスができます。
触れれば、むくみやかさつきも分かります。
水分と栄養コントロールで入院を回避していきたい」 と話していました。

■食の細さも原因 自然に取る工夫を

脱水は水分の問題と思われがちですが、食が細るのも大きな原因。
食事に含まれる水分は多いからです。
高齢者は慢性的に軽い脱水や低栄養の人が多く、ちょっとしたことが救急搬送につながりかねないのです。

しかし、ペットボトルを置いておけば水を飲むというものではないのです。
栄養・嚥下(えんげ)補助食品のメーカー「ニュートリー」が行った「高齢者の水分補給に関するアンケート」によると、「水分不足が不安」と考える介護専門職は95%に上るが、「難しい」の回答も93%。

理由には、
(1)本人が飲まない(30.1%)
(2)飲ませようとしても拒否する(21.9%)
(3)むせる(17.2%)
                   -でした。

国立国際医療研究センター病院・リハビリテーション科の藤谷順子医長は、
  (1)食事に含まれる水分を軽視しない
  (2)自然に液体を取る工夫-を挙げる。

「夏はそうめんやお茶漬けで済ませる人が多いが、ご飯とおかず、みそ汁の食事に比べると水分もカロリーも少ない。温泉卵を落とすとか、冷ややっこを足すとか、汁物を加えるなどの工夫をしてほしい」

・食事と食事の間には水分摂取を勧めるだけでなく、一緒にお茶の時間を持ったり、
 お茶請けを用意するなど自然に飲める工夫が欲しいものです。
・牛乳、乳酸菌飲料、野菜ジュースなど目先の変化も重要。
・スープやココアならカロリーも取れる。
・市販の経口補水液やゼリー飲料がおいしく飲めるときもあります。

「むせ」が怖いときは、ネクターのようなトロリとした飲料が飲みやすい。
また、ペットボトルのような底の深い容器はあごを上げないと飲めず、むせやすい。
アサガオ型の浅めの湯のみがお勧めです。

脱水で特に注意が必要なのは、
  (1)利尿剤を飲んでいる
  (2)認知症がある
  (3)下剤を飲んでいる
  (4)嚥下障害がある
  (5)糖尿病がある

              -などの人。



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認知症の医療現場(下) [介護]

認知症の疑いがあったならば、まず住んでいる自治体や「もの忘れ外来」を訪ねましょう。

早期発見の重要性と並び、認知症に関して理解を深めておきたいもう一つ重要なことがあります。

それは、認知症の症状は大きく二つに分けられる、ということです。

一つは、神経細胞の機能低下によって直接起きる記憶障害や見当識障害等の「中核症状」。

もう一つは元々の性格や周囲の環境、人間関係等様々な要因が絡み合って生じる不安や抑うつ、

興奮、徘徊などの「行動・心理症状」(BPSD)です。


◆気持ち理解で改善

早期発見の重要性と並び認知症に関して理解を深めておきたいもう一つ重要なことがあります。

それは、認知症の症状は大きく二つに分けられる、ということです。

一つは、

神経細胞の機能低下によって直接起きる記憶障害や見当識障害等の「中核症状」。

もう一つは元々の性格や周囲の環境、人間関係等様々な要因が絡み合って生じる不安や抑うつ、興奮、徘

徊などの「行動・心理症状」(BPSD)です。

前者は薬物療法が中心ですが、後者は介護仕方を工夫したり、周囲が本人の気持ちを理解したりするなど

薬を使わない両方で、症状を一定程度改善させることも不可能ではありません。

順天堂大学大学院の新井平伊教授によると認知症の人を支えるために大切なのは「本人」「家族」「環境」の

三つだと言っています。

認知症の人の症状には、家族や環境が大きく影響するからです。

教授は「どんなに良い薬が開発されても家族や環境が安定していなければ効果は弱い。」と話しています。

まず家族を安定させ、本人にとって住み易い環境を整えること。

医療者だけでなく家族や介護者、行政、地域が連携し、本人や家族を支える仕組みを作る必要があります。

「私が診ている認知症の方には、認知症を受容し、幸せだと語る人もいます。認知症になったことで家族や

地域の人達と助け合いが生まれたのだと思います。

認知症が人を不幸にするのではなく、日本の環境が認知症の人にとって幸せなのか。

それが重要なのではないでしょうか。」と教授は続けています。


●ある地方都市に住む3人家族の様子

主人A男さん(79)妻B子さん(78)長女Y子さん(51)がコタツを囲んでいる。

「Yちゃんはどこにいる?」とB子さん。

「ここにおるよ!」とY子さんは、自分を指さしB子さんの顔を覗き込みました。

「ああ。そうだったかね。」とB子さんは納得した表情でお茶をすすった。

A男さんとB子さんは顔を見合わせて微笑んだ。


◆気持ちを代弁

B子さんはアルツハイマー型認知症と診断されています。

過去に於いて、何度も「実家に帰る」と家の外に飛び出し迷子になりました。

家族の顔も時々分らなくなりました。

「何しとるんや!」A男さんはつい声を荒げていました。

B子さんの表情は険しくなり、激しく抵抗することが多くなりました。

認知症の周辺症状(BPSD)とされるような行動でした。

診断から7年半。

B子さんにどう対応していいのか、家族は悩みました。

この状況を一変させたのが、地元で精神科を営む高橋医師(65)との出会いでした。

家族から話を聞いた高橋医師は「お母さんが『帰る』というのは、叱られて不安で『優しい家族の待つ所に

帰りたい』という気持ちの表れではないでしょうか。」と言って、認知症の人がどんな経過を経て徘徊や

興奮等のBPSDの症状があらわれるかを丁寧に説明したのです。

「認知症になると物忘れが増え、言葉も出ずらくなるので、会話が減ります。

家族も本人に話かけなくなり、本人の間違いを指摘したり、「しっかりして」と励ましたりするようになります。

認知症の人はそれを「叱られている」と感じてしまい、不安や孤独感を深め、周辺症状を引き起こします。

認知症の方は寄る辺のなさを抱えているのです。

それを家族が認識して受け止めて欲しいものです。

励ましの言葉は減らしましょう。

そうすれば変わります。」と、説明しました。

高橋医師はその後もB子さんの行動の背景を家族に伝え続けました。


   認知症の医療現場(上)

認知症の医療現場(上) [介護]

超高齢社会の中で、誰もが避けられない認知症。

認知症の本人を支えるために、医療はどんな関わりができるのか。

実践を始めた医療現場はどんなものなのか、探ってみましょう。


◆予備軍を含めると高齢者の4人に1人

厚労省の研究班の調査(2012年)によると、全国の65歳以上の高齢者の15%にあたる約462万人が

認知症と推計されています。

正常な状態と認知症の中間にあたり、認知症の前段階とされる「MCI」(軽度認知障害)と呼ばれる状態の人

は、約400万人いるとされています。

65歳以上の4人のうち1人が認知症かその「予備軍」ということになります。


◆生活に支障をきたす

認知症とは、様々な病気によって記憶や理解力、判断力等の認知機能に障害が起き、社会生活に支障を

きたす「状態」のことを指します。

原因となる病気は70種類ほどあります。

代表的なものが、大脳の病気・アルツハイマーです。

この病気になると脳に蛋白質の一種のタウやアミロイドベータ(Aβ)が集積して神経細胞が死に認知症を

発症します。

アルツハイマー型と、脳卒中の発作等により生じる脳血管性認知症、脳の神経細胞に「レビー小体」という

異常な物質がたまって起きるレビー小体型認知症の三つで、認知症の8割を占めます。

アルコール中毒や脳腫瘍が原因で起きる認知症もあります。

正常圧水頭症による認知症等治療が可能なものも中にはあります。

しかし、多くの認知症には、まだ根本的な治療法はありません。

アルツハイマー型認知症の場合、現在4種類の薬が治療に使われていますが、いずれも根本的な

治療ではなく、症状の進行を遅らせたり、特定の症状を軽快させたりするものです。

発症を抑えたり、根治療の開発が国内外で進んではいますが、完成には至っていません。


◆早期受診施策進む

それでも認知症を巡る状況は、この10年ほどで大きく変わってきました。

認知症の啓発活動が進み、地域の中でも「もの忘れ相談事業」が実施されたり、「もの忘れ外来」等の

専門医療機関が配置されたりして、国や自治体が認知症施策を進めてきました。

神経画像の診断も進歩しています。


こうした複合的な理由で認知症の人が医療機関を受診するタイミングは非常に早くなっています。

これまでは症状が悪化してから病院で受診し、精神科病院への入院や施設への入所を余儀なくされる

人も少なくはなかったのです。


しかし、専門医は「症状が軽度の段階で認知症と診断し、医療や介護、生活支援につなげることが

できれば、認知症になっても地域の中で穏やかな暮らしを続けることが可能です。」と力説しています。

「症状が軽度の段階で認知症と診断し、医療や介護、生活支障につなげることができれば、認知症に

なっても地域の中で穏やかな暮らしを続けることが可能です。」と力説しています。

症状が軽いうちに認知症と分かれば周囲が認知症の本人に対し、今後どんな生き方や暮らし方を

したいかなどの意思を確認することも可能です。


認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるためにも早期診断・早期対応は重要と

なってきます。

このことは国もその重要性を認識しています。

厚労省が2008年にまとめた「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」の報告書には、

研究開発の推進やケアの普及とならんで「早期診断の推進」が謳われています。

国が13年度から取り組んでいる「認知症施策推進5か年計画=オレンジプラン」でも、政策の核の一つに

「早期診断・早期対応」が掲げられています。

認知症の疑いがあったならば、まず住んでいる自治体や「もの忘れ外来」を訪ねましょう。

早期発見の重要性と並び、認知症に関して理解を深めておきたいもう一つ重要なことがあります。

それは、認知症の症状は大きく二つに分けられる、ということです。

一つは、神経細胞の機能低下によって直接起きる記憶障害や見当識障害等の「中核症状」。

もう一つは元々の性格や周囲の環境、人間関係等様々な要因が絡み合って生じる不安や抑うつ、興奮、

徘徊などの「行動・心理症状」(BPSD)です。

  

         認知症の医療現場(下)

老いる大都市・東京 [介護]

老いる大都市・東京…「限界集落」も現実味、深刻な介護離職


◆65歳以上人口の増大見通し

東京郊外の丘陵地に団地が立ち並ぶ。
東京都多摩市の「多摩ニュータウン」。

最寄り駅から坂道や階段を上り15分ほど歩くと、永山3丁目地区に着く。
何度も塗り直された公園のブランコ、原形をとどめていない朽ちたバスケットゴールが時代の移ろいを感じさせる。


◆「当初はきらびやかだったんだけど…」

家族3人で引っ越してきた吉川恵美子さん(65)は往時を思い出す。

入居時に1歳だった娘が不惑を過ぎ、吉川さん夫妻も、いつの間にか「高齢者」と呼ばれるようになった。

地方から若者を集め、膨張を続けてきた東京が急速に老い始めている。

◆足りぬ入居施設

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2010(平成22)年に267万9千人だった東京の65歳以上の人口は20年に324万1千人、40年には411万7千人と急増する。
大阪、名古屋などの大都市を抱える府県にも共通する。

こうした大都市圏では、高齢者向け住宅が不足している。
なかでも圧倒的に足りないのが要介護状態になった場合の入居先だ。

吉川さんの夫、悠一さん(69)も脳梗塞で4年ほど前から右半身と言葉が不自由になった。
吉川さんは介護のためにスーパーの正社員を辞め、平日午後のパートに切り替えた。施設入所については、「夫は自宅にいたいと思っているし、私も毎日通うのは大変」と決めかねている。

地価の高い大都市圏では、特別養護老人ホーム(特養)など介護施設の整備は困難だ。
国は在宅介護への流れを強めているが、それを担い得る家族が不在の世帯も増えた。

高齢者が激増する東京でも、高齢者同士で介護をする「老老介護」が珍しくなくなった。

東京都世田谷区に住む川瀬智英子さん(69)はそんな一人だ。
2年前に脳出血で左半身まひとなり、車いす生活を送る夫、清さん(79)に寄り添う。

「家族は私一人。最初は近くの施設を探したんですが、やめました」。特養には多数の待機者がいる。
そんな中で、看護師とヘルパーが連携して、1日に数回自宅を巡回し、緊急時にも駆けつける介護保険のサービスを知った。
「やってみようかな」。在宅介護を決めた。

しかし川瀬さんの不安が拭えたわけではない。
「もし、私に何かあったら夫も私もどうなるのか…」

若い世代も決して人ごとではない。
総務省のデータでは、働きながら介護する人は291万人で、40~50代の働き盛りが167万人を占める。

◆深刻な介護離職

深刻なのは、辞職や転職を余儀なくされる「介護離職」だ。
子育てと違い、いつまで続くか分からない。

改正育児・介護休業法が施行された翌年の11年。
大手商社の丸紅では、介護を理由に海外駐在を躊躇(ちゅうちょ)する管理職が急に増え始めた。

40~50代の社員を対象に介護の実態調査を行ったところ、11%が「現在介護中」と回答、「16年までに介護の可能性あり」との回答が84%に上る衝撃の結果となった。

過去5年間に介護離職した男性は日本では9万8千人を数える。
多くの企業で働き盛りの人材の流出が相次げば、会社の屋台骨はもちろん、日本経済の根幹まで揺るがしかねない。

丸紅では、対応策として介護サービス会社と協力し海外からの見守りサービスを安く利用できるメニューをそろえた。

伊佐範明・執行役員人事部長は「仕事と介護の両立は特別な事例でなく、多くの社員が経験すること。
安心して働ける職場作りが急務」とさらなる充実を目指す考えだ。

大都市圏を襲う高齢化の課題は介護だけではない。
若い世代が流出する郊外の自治体では空き家が目立ち始め、やがてゴーストタウン化するとの予想もある。

これまで地方の話だった「過疎化」や「限界集落」が東京の現実のものになりつつある。

住民が若い世代に次々代替わりする「魅力ある街」で居続けられるのか。
東京五輪が終わる2020年以降、自治体の生き残り競争は激しさを増す。


まったなしで、高齢化社会の現実が目前に迫ってきましたね。

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親が認知症になったら(上) 老老介護 [介護]

   ◆親が認知症になったら   
      
高齢化と共に認知症を患う人が増えています。

団塊世代が大量に後期高齢者入りする「2025年問題」が日本社会に迫り、老老介護が

急増するのは必至です。

「認知症マネーまるわかりガイド」を共著で出したファイナンシャルプランナーの竹下さくらさん(44)は

「ジワジワと進行する認知症は先が見えない介護となりがち。

厳しいようですが、出せるお金の範囲で何ができるかを知っておかないといつか家族は破綻します。」

と訴えています。

00年に始まった介護保険制度があるとは言え利用すると1割の自己負担があります。


◆介護の自己負担金は実際にいくらになるのか。

コストの低い特別養護老人ホーム(特養)は待機者が多く入居が困難ですが、住宅介護と在宅介護

とで負担額の違いはどのくらいなのか。


淑徳大学の結城康博教授(社会保障論44歳)にモデル家族で認知症の介護が家計にどう影響

するのかをシミュリーションしてもらいました。

モデル家族は60代夫婦と80代後半の親一人の3人暮らし。

収入は親が国民年金で月5万円、再就職した夫は給与が月15万円と年金が月5万円の計20万円、

妻には月5万円のパート収入があり、家計全体の収入は月30万円。

一戸建てのマイホームは完済し、貯蓄は退職金等で2000万円ある・・・との設定です。

そこそこの暮らしをするには充分と言える家計であります。

だがそれは「何もなければ」の話です。

老親は物忘れがひどくなり、足腰も弱ってきた。

電話の取次もままならなくなり、介護保険サービスを受けることにしました。

そのためには要介護認定が必要。

老親は「排泄や食事」に一部解除が必要で立ち上がり等が自分でできない。

歩行が自分でできないことがある状態の「要介護3」とされました。


◆実際の収支計算

まず一人にしておけないので、妻がそばにいて面倒を見ることになり、パートを辞めました。

収入の月5万円がなくなった。

一日介護サービスは通所介護(デイサービス)を週2回と身体介護中心の訪問介護(訪問ヘルプ)を

週1回利用。

その自己負担分や医療費、通院のタクシー代を含めた介護・医療にかかる費用は月5万円です。

30万円あった家計収入のうち自由になるお金はこの時点で20万円に減ってしまった。

この状態で「数字だけを見れば、在宅介護を続けながら3人で食べていけることでしょう。

しかし在宅介護は昼夜関係ない肉体労働。

介護する人に相当なストレスと披露がたまります。」と結城さんは指摘します。

シャドウコスト」と言われるものです。


◆これまでの我が国に於ける介護との違い

「3世代構成の家族が多かった時代はシャドウコストを分散できました。

今は家族の中の一人が抱えがち。

精神的に参って『介護うつ』になるかも知れません。

また疎かになる家事を助けて貰う為に家政婦を雇えば月1万5000円位の負担増になります。」

介護疲れによる病気も心配です。

夫が働けなくなったらさらなる収入減となり、貯蓄の取り崩しが始まります。

こうした在宅介護を避けようと多くの人が申し込むのが安く利用できる特養。

「地方だと1~2年、都心だと3~4年またないと入れない。」とされています。


◆この特養の家計への影響はどうか。

入居一時金がいらないのでまとまった資金負担はない。

かかるのは毎月かかる1割負担の介護サービス費と居住費、食費、日常生活費。

個室なら10万~15万円,四人部屋だと5万~7万円が一般的なゾーンのようです。

10万円の個室に入ったとすると残りのお金は在宅介護と同じ20万円となるが、妻がパートを止める必要は

なく、介護疲れも少なくて済む。

4人部屋なら親の年金だけで賄えそうだ。

繰り返しますが特養はすぐに入居できないのが現実です。

特養の待機者も入居している介護老人施設(老健)を検討する手があるが、月々の負担は特養より

やや重くなります。


民間の経営で軽度の認知症の高齢者を対象にするグループホーム(認知症対応型共同生活介護)

の選択肢もあるが、月当り「地方では15~18万円、都心では15~18万円かかる」と言われ、

やはり家計には重い。



◆結城さんは「介護施設はカネ次第」とはっきり言う。

そのカネ次第の典型が民間の有料老人ホーム。

入居一時金が300~1000万円程度もかかります。

部屋は個室のみで月々の負担は15万円以上がほとんど。

入居一時金で貯蓄の半分を取り崩し、月々の支払いで自由に出来るお金は月15万円になります。

これで夫婦二人の生活をまかなわなければならないのです。


入居が長引くようだと生活の余裕は先細る一方となります。

「本人の年金だけで賄うには在宅か特養になり、有料老人ホームは無理。

いずれにしても老老介護は大変で、貯蓄を取り崩しながらやりくりする人が多い。」と竹下さん。

医療保険や社会保険の個人負担が増える一方、年金の受給開始年齢は高くなりかつ減額される時代です。

なおのこと、介護費用を年金だけでカバーするのは至難の業。

結城さんは言う。

「介護保険があるからといって平等なわけがありません。

「『カネ次第』に加え、特養に入れるか否か、介護は『運次第』でもあるのです。」


◆上記をまとめておさらいしておきましょう。

老老介護には次のことがつきものです。

    1.介護疲れ、ストレス注意
    2.安い特養入居には運も
    3.地方、都心で費用に差


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