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知っておきたい送る側のこと [葬儀]

知っておきたい送る側のこと

◆格安ベンチャーも出現!激変する葬儀市場
2012年、日本の死亡者数は126万人。
一方、出生者数は104万人だった。
死亡者数は2040年にピークの167万人を数え、以降、なだらかに減少する。
少なくとも向こう30年近く、「死」を意識し、実際に迎える人間が増えていく。

◆葬儀・墓・遺言・相続・保険……。
自らの死を意識し、生前から準備をする、いわゆる“終活”は、今や婚活や就活、保活、朝活などと並び、一般的なワードになった。
それと共に市場を拡大しているのが、“終活ビジネスです。


◆ 昼間のセミナーに殺到するシニアたち

「終活」なる言葉を始めて用いたのは、09年、週刊朝日が短期連載した『現代終活事情』からとされます。
それ以前からも、映画『おくりびと』(08年、松竹)など、死をタブー視せずにむしろ積極的に向き合う作品は、すでに珍しくなくなっていました。
流通ジャーナリストの金子哲雄氏が12年10月に41歳で死去した際、生前から葬儀の準備をし、死去後に『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』を刊行したのは、大きな話題を呼んだものでした。

そうしたメディアでの露出と共に、増殖してきたのが、全国各地での終活セミナーです。
民間企業が有料で行う場合もあるが、今や地方自治体が在住の市民向けに無料で開催するセミナーが
花盛り。
平日の昼間から会場が60~70代のシニアで満杯になります。

そこで講演するのは、終活カウンセラーと呼ばれる面々です。
葬儀・墓の選び方や進め方について、あるいは遺言、エンディングノートの書き方について、熱心に説いています。
ある著名な終活カウンセラーが品川区で開催したセミナーには、何と「1000人以上もの聴講者が詰めかけた」(カウンセラー関係者)。そうです。
会場費用や講演代などは自治体が賄う。

大手流通グループが定期的に開く終活セミナーでは、棺に入る入棺体験まで行っている。
生きているうちに棺桶に入ることで、死を感じ、だからこそ、「そこまでの時間を精一杯生きよう」と
思い直すのだという。

◆ 士業や金融機関も感じる、ビジネスのにおい

 一方、特に相続を巡り、つばぜり合いを演じるのが、“士業”と呼ばれる国家資格者たちです。
一般的に相続を一件受注した場合、税理士の報酬は、相続財産の1%前後。
相続財産1億円なら、100万円前後と考えられます。

実は相続税の仕事は幅広く、純粋な税金絡みだけではないのです。
例えば、相続財産の50%超は土地・家屋ですだが、実際の売買取引が絡むと宅地建物取引主任者の
仕事になります。

また、親族との財産争いで揉め事となると、今度は弁護士の出番。
親族同士の遺産分割協議でまとまらなかった場合、通常は家庭裁判所の調停を仰ぎますが、
その際に「代理人として弁護士がつくと、調停委員からの無理な譲歩の要求にも反論してくれる」(法曹関係者)など、有利に進むケースもあります。
税理士だけでは解決しない役割も多いのです。

一方で、相続税専門の税理士法人は少ないのが現状です。
多くは中小企業の顧問税理士を中心に、法人税や消費税には強いものの、年に何回もない
相続税のために、専門の人員を割く税理士法人は少ないのが現状です。
その意味では、需要が増えている割に、まだまだ供給が少ないようです。

そうそう頻繁にあるわけではないだけに、仏事についてはよく分からないことが多いものです。
特に若い世代にはなおさらでしょう。
中でもよく分からないのが戒名です。
ひと頃、「戒名はいらない」みたいな本も売れていましたが、戒名って一体、何なのでしょう?

「もともとは、仏教徒として生きることを決意した人に授けられる名前が、戒名です。
ですから伝統的な戒名とは、生前につけてもらうものなのです」と語るのは、仏事専門の出版社、
鎌倉新書の田添拓人さん。

戒名って、死んでからつけられる名前だと思ってました。
では、いつから戒名の風習が始まったんですか?

「日本で最初の戒名は、奈良時代に見られます。
聖武天皇が“勝満”と、続く平安時代には、藤原道長が“行覚”という戒名を名乗っていますね。
江戸時代になると、キリシタン禁制の影響や、民衆の管理のために敷かれた檀家制度が確立していくなかで、戒名はより普及していったようです」

おぉ結構、昔からあるんですね。……ん!?
田添さん、ちょっと待ってくださいよ。
戒名はもっと長いものですよね、“勝満”や“行覚”じゃ、たった2文字じゃないですか? 

「一般的に戒名は、院号(寺院へ貢献した人につく)、道号(生き方や趣味を表す)、戒名(2文字の名前)、
居士・大姉などの位号(位)で構成されていて長いイメージがあります。
しかし、本来の戒名とは、道号と位号に挟まれた2文字だけなのです」

なんと、戒名は長いものと思い込んでいましたが、実は2文字だけなんですか!

「たとえば、いかりや長介さんの戒名、瑞雲院法道日長居士の場合、日長が戒名です。
時代によっては戒名以外のパーツがないときもあります。
宮本武蔵の戒名、新免武蔵居士の場合では、武蔵が戒名、新免が道号となり、院号はありませんね」

ちなみに田添さんいわく、戒名と一口にいっても、宗派によって特徴があるとのこと。
たとえば浄土宗だと誉、浄土真宗だと釈、日蓮宗だと日や妙が尊い漢字として、好まれるといいます。

ここで、ふつふつと疑問が。
ではクリスチャンや神道の人にも、戒名はあるのだろうか。
今度は、葬儀に詳しい葬儀ビジネス研究所の吉川美津子さんにお聞きしました。

「クリスチャンにもクリスチャンネームはあります。
神道にも戒名に似たもので、諡(おくりな)があります。
たとえば男性の諡だと、名前の後ろに“大人命(うしのみこと)”が、また女性の場合、“刀自命(とじのみこと)”がつきます。

私、吉川美津子だと、吉川美津子刀自命となります。
亡くなられた事情を知らない人だと、『ひょっとして自殺?』なんて勘違いする人もいるのですよ」

なるほど、趣旨や形は違えども、戒名のようなものをつけることは珍しくないんですね。
ボクは無宗教ですが、それだけは欲しいかも……。


大切な人のお葬式だからこそ、できる限りのことをして送ってあげたいと考えても、
実際は何をしたら良いかわからないというのが本音でしょう。

身内のお葬式のときに、やって良かったことをランキング形式でご紹介します。

■第5位:一旦は自宅に帰ることができた

病院で亡くなったら自宅で安置し、枕飾りを整えて家族が見守る中で納棺、そして通夜……。

ごく当たり前のように感じるこの一連の流れですが、最近は自宅へ戻らずにそのまま葬儀会館や火葬場の

安置室(保冷庫を含む)へ直行するケースが増えています。

マンションや共同住宅に住んでいる人は「エレベーターが狭いから運べない」「エレベーターがない古いマン

ションなので遺体を運ぶのが困難」などを理由にあげますが、それだけではなさそうです。

自宅に戻れば、家の片付けをしなければなりませんし、親戚が来れば軽い食事の準備の必要もあります。

故人と向き合ってお別れをしている余裕などなくなってしまうのでしょう。

そういった事情で、ご遺体の安置は自宅ではなく、安置室へそのまま運ばれることが多くなったのですが、

単なる物理的事情で安易に決めてしまうのはおすすめできません。

自宅で安置をする場合は、ずっと誰かがそばに付き添ってあげることもできます。

惜しみなくお別れをすることもできます。

故人の身体の変化を感じることができます。

それは死を受け止めながら「命」に接する大切なひとときでもあるのです。

安置室へ直行するか、自宅で安置するか、悩んだあげく自宅を希望した人のほとんどがこう言います。

「やっぱり自宅へ帰ってよかった!」

■第4位:式場に思い出の品を飾った

最近の葬儀の傾向として、故人を彷彿させる思い出の品を式場に飾る人が増えてきました。

飾る場所については、それぞれの式場によって異なりますが、中には祭壇のデザインのひとつに

組み込んでしまうケースもあります。

基本的に何を飾ってもかまいません(もちろん、式場に入るものに限りますが)。

アルバムをそのまま置いても、お気に入りの写真だけピックアップして飾ってもかまいません。

思い出の品を飾ることによって、参列者にとっては知らない故人の一面を垣間見ることができるかも

しれませんし、遺族にとっては故人のことを改めて知るきっかけになります。

■第3位:好きな音楽を流した

1990年代半ばから、葬儀で使用する音楽のバリエーションが豊かになってきました。

従来はクラッシック一辺倒だったのが、ポップス、ジャズ、演歌、ロックとなんでもアリ。

CDを流すだけでなく、生演奏、アカペラで送ることもあります。

「そうはいっても故人はどのような音楽が好きだったかわからない」という人もいるでしょう。

その場合は「故人へ贈りたい音楽」を選ぶと良いですよ。

■第2位:式場内は色とりどりの花がいっぱい

葬儀の花というと、白い菊の花を思い浮かべる人が多いでしょうが、最近は菊に限らず好きな花や

季節の花を飾る人が増えてきました。

ユリ、バラ、カーネーションなどおなじみの洋花や、季節によってはヒマワリ、桜の木、チューリップなどを

飾るのも素敵ですね。

白木製の段々になっている祭壇ではなく、生花だけで造る祭壇も増えています。

その場合はどんなデザインの祭壇であるかによって印象が全く違ってきます。

規則正しく花が揃えられている祭壇は厳粛な雰囲気になりますし、お花畑をイメージして

あえてナチュラルにアレンジすることもできます。

生花祭壇は、若干費用が高めに設定されていることが多いのですが、オーガンジー(透明感のある布)や、

メラミン化粧版などを上手にとりいれて、費用の負担を軽減できるように工夫をしている葬儀社もあります。

■第1位:事前に葬儀社を比較検討

「葬儀について事前に相談するのは縁起でもない!」とタブー視する人が少なくなってきました。

今はインターネットで簡単に葬儀社を比較検討できる時代です。

引越し業者や保険業者を調べるように、一括見積もりができるサイトもあります。

★親の葬儀への希望を聞く方法

葬儀社を比較検討し、だいたいの葬儀内容を考えておくことによって、イザとなったときに葬儀費用や

手順など余計な心配をする必要がなくなります。

「バタバタしていて悲しむどころではなかった」という状況を少しでも回避することができるのです。

葬儀社を選ぶ基準は、次のとおりです。

・葬儀費用を明確にし、見積書を出してくれる

・遺族の要望を引き出して、それに対して適切な提案をしてくれる

・相談からアフターフォローまで一貫して同じ担当者

・地域の事情に詳しい

葬儀はモノではありません。

○○のサービスに対して○○円……と値段が付けられない部分もありますので、単に費用だけで

葬儀社を選ぶのではなく、「この人に任せたら納得できるお別れができそう」と思える葬儀社(担当者)に

お願いすると良いでしょう。


■番外編

 番外編をお伝えします。

 「昔ながらの湯灌(ゆかん)をしました。最初、故人の体を洗う……と聞いたとき少々抵抗がありましたが、

残された遺族の手で顔や手をきれいにしていくことで、『あー、これで本当にお別れなんだな』と心に

区切りがつきました。」

「通夜の後、実はこっそりと棺にメッセージを書いてしまいました。

『おかあさん、ありがとう』って。誰か気がついた人はいるかしら?」

「エンバーミング(死体防腐処理・遺体衛生保全)をしました。

病院生活が長く、頬がコケてやつれているように見えたのですが、エンバーミングをすると、肌はふっくら、

頬がピンク色になり、まるで生きている人のように見えました。最後にいい顔で送ってあげられて本当に

良かったです。」



「いつまでも、あると思うな親と金」と昔から言われるが、実際、親もけっこういい年に。

考えたくはないけれど、いつ、その時が来るかわからない。

葬儀の費用はいくらくらい心づもりしておけばいいのだろう?

「日本消費者協会によると全国平均は199.9万円です」とは、葬儀相談員の市川愛さん。

「ただし、葬儀の規模や土地の風習の違いなどで価格はかなり異なります。

あくまで目安ですが、火葬のみの“直葬”なら15万~30万円、近親者のみで行う“密葬・家族葬”は自宅なら

40万~50万円、式場で行えばこれに利用料が加わります。

公営なら10万円~、民間施設なら20万~30万円程度です」

小規模葬でも40万~50万円はかかるんですね…。

「仏式の場合、かかる費用は大きく分けると、葬儀費用と、お坊さんへのお布施の2つ。

葬儀社にご遺体の搬送から葬儀、火葬までを任せた場合、棺代などを含めた葬儀にかかる費用一式を、

飲食などの実費とともに葬儀社に支払います」(同)

葬儀社のほとんどは「葬儀一式」と呼ばれる基本料金を設定していて、祭壇や飾りつけなどのオプションで

価格が変わっていきます。

「でも、基本料金設定がもともと高い葬儀屋さんもあります。少なくとも3社から見積もりを取って、

自身が設定した予算内でもっとも対応のいい葬儀屋さんを選ぶことをおすすめします」(同)

また、葬儀社の中には、あらかじめ8000~1万円程度を支払い、会員になっておくだけで祭壇費用を

20%~50%引きにするサービスを行っているところもあります。

「ご両親が元気な間に、将来のこととして希望する式の形や規模を考えておくと、いざというときに慌てること

はありません」(同)

葬儀の喪主は、多くの人がいつか体験するもの。

不謹慎だと考えず、あらかじめ準備しておくのも親孝行かも。

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